冬でも緑の葉を茂らせ、また爽やかな香りを発する常緑樹、ヒバ。そんなヒバは、生命力が強いことから庭木や生垣として人気な植物です。しかし、それゆえに剪定をおこなう必要があります。
ここでは、そんなヒバの剪定について、この手入れが必要な理由、そして実際に作業をおこなう際の時期や方法について解説していきます。ヒバの剪定に関して正しい知識を身につけ、適切に手入れをおこなえるようになりましょう。
目次
ヒバの剪定に適した時期と方法
ヒバは針葉樹です。チャボヒバ、ヒノキ、ニッコウヒバ、花を咲かせるカイヅカイブキなどもヒバ類に属します。ヒバは家の目隠しや生垣として利用されている姿をよく目にします。半日陰の場所でもよく育ち、刈り込みにも耐えられることが理由のひとつです。
生命力の強いヒバなのでこまめな手入れがなくても育ちますが、大きくなりやすいという特徴をもっています。そのため、最低でも年に1回は剪定するべきと言われています。ここでは、ヒバの剪定時期や方法など基本的なことをまとめます。
ヒバの剪定時期
ヒバの剪定は年に1回おこなう場合と、2回おこなう場合にわかれます。年に何回剪定をおこなうかで時期が変わります。
▶年に1回
9月~11月初旬までの秋に剪定をおこないます。
▶年に2回
5月~6月と、9月~11月初旬におこないます。
▶避けたほうがいい時期
冬のあいだは枯れやすいため、剪定は避けましょう。また暑さがピークになる7~8月も避けます。
▶生垣の場合
ヒバを生垣にしている場合は、手入れがしやすい5月~6月に刈り込みと剪定を行います。
地域の気候によって時期に差がでることもあるので注意します。ヒバは大きくなりやすいので、場合によっては上で挙げた時期と冬以外、暖かい時期に軽い剪定を行うこともあります。樹形や葉色を綺麗に維持したい場合は、新芽の手入れが必要です。新芽は4月下旬~10月のあいだに飛び出した部分を手で摘み取ります。状況や地域の気候、希望に合わせて剪定をおこなうことが大切です。
ヒバの剪定目的と方法
ヒバの剪定は、ヒバを枯らさないためと美しい形を整えるために必要です。日が当たらないと枝が枯れやすい状態になってしまいます。日が当たりにくい枝葉が密集している箇所は、とくに剪定が必要です。また、ヒバは一度幅が大きくなってしまうと、後から切ったときに緑がない状態になることもあります。生垣にしている場合は、お家全体の印象が変わってしまうので定期的な剪定が大切なのです。
ヒバの剪定方法と流れを見ていきます。
- ヒバの内部にある枯れ枝を揉むようにとり、混み合っている枝、不要な枝を幹が見える程度に間引く
- 理想の高さを決めてハサミで切っていく。少しずつ丁寧に行うことがポイント
- 樹冠を切り込みバサミで作る
ヒバは刈り込みに強いと言われていますが、これを過信してざくざくハサミを進めてしまうと枯れの原因になるので注意します。また、葉先をハサミで切ると切り口が枯れたような見た目になってしまうので気を付けましょう。
ヒバ剪定を自分で行う問題点は、業者がすべて解決!
ヒバ剪定は簡単そうに見えて、意外と問題点もあります。自分で行った場合は、以下の問題点がでてくることがあります。
- ヒバ剪定は細かい作業のため時間がかかる
- 一気に剪定すると枯れの原因になるので、こまめに丁寧に行う手間がかかる
ヒバを1本だけ植えているという場合もこのような問題点がでてくることがありますが、生垣や目隠しとしてヒバを活用している場合は、さらに手間や時間がかかることが予想されます。ヒバ剪定の作業範囲が大きいという場合は、業者に相談してみてはいかがでしょうか?
ヒバを剪定してもらうときの料金
ヒバの剪定は、状態によっては時間も手間もかかります。このような煩わしさから開放されるには業者への依頼が一番です。しかし気になるのが剪定料金です。依頼するのはいいけど高額だったらどうしよう…とお考えの方にとって役立つ情報を盛り込みます。ヒバ剪定の料金の計算方法や、費用をおさえるコツを確認していきましょう。
ヒバ剪定の計算方法
ヒバ剪定の料金は業者が決定するので、一概にこの金額とは特定できません。ただし、料金がどのように決まるのかという計算方法が大きく分けて2つあります。
・日当料金
作業するスタッフによって金額がきまるケースです。人に対しての金額なので、スタッフが多くなるほど、作業時間がかかるほど料金があがる仕組みになっています。時間がどれくらいかかるのかや何人のスタッフが対応するのかの事前確認は大切です。
・一律料金
作業するスタッフや時間は関係なく、木に対して料金が決まるケースです。多くは木の本数や高さによって金額が決定します。ほかには木の種類の難易度によって、費用が上下することもあります。
ヒバ剪定料金を安くおさえるためのコツ
ヒバ剪定を安くするためには、ヒバの特徴に注目します。ヒバは生長が早く大きくなると大木になってしまいます。このような状態になってしまったあとに、小さく作り変えることは基本的にはできません。
もしやるとすれば、毎年こまめに新芽を切り形を崩さないように注意していくしかありません。毎年こまめに業者を呼ぶことになれば、それだけ剪定費用がかさみます。剪定費用をおさえるためには、ヒバが大きくなるために対処することがポイントです。
ヒバ剪定でお悩みのときにはいつでもご相談ください
ヒバの剪定の料金を具体的に知るために、まずは見積もりをとることが大切です。見積もりをだしてもらうことで料金だけでなく、サービス内容も知ることができます。剪定の前には必ずおこなっておきたいものです。
当サイトでは、見積もりのための調査、相談、そして見積もりはすべて無料です。見積もり後でもキャンセルが可能なので安心してご利用できます。施工が決まるまではお金がかかることがないので、見積もりをして損をするということはありません。剪定のプロと直接話せる良い機会にもなりますので、どうぞお問い合わせください!