ランタナの剪定時期と方法を解説|挿し木で増やして花を楽しもう

ランタナの剪定は、休眠期以外の4月~11月ごろであればいつおこなっても大丈夫です。春から秋の間は花を咲かせるためのエネルギーがあるため、枝葉を切っても芽を出すので安心して剪定できます。

ランタナは寒さに弱いため、休眠期に剪定してしまうと耐えられず枯れる可能性がありますので、剪定しないようにしましょう。この記事では、ランタナの剪定時期と方法について解説していきます。同時に栽培方法などについてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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ランタナの剪定時期と方法

ランタナを剪定しないでいると成長し続け、樹形を悪くしてしまったり花付きを悪くしてしまったりするおそれがあります。

ランタナの花を楽しむためにも、剪定を怠らないようにしましょう。この章では、ランタナの剪定時期と方法をご紹介していきます。

剪定に適した時期

ランタナの花と蝶

ランタナの剪定時期は4月~11月です。生育の旺盛なランタナは、この期間であれば強く剪定をしてもダメージを受けることはありません。枝葉が茂って大きくなり過ぎた場合には、切り戻しという方法で小さくまとめることが可能です。

また、大きさを一定に維持しておきたいという場合には、気になったところをその都度軽めに切り落としておくのもよいでしょう。反対に、しばらく剪定をしていないと枝が伸びすぎて樹形が乱れたり、湿気がこもって枯れる原因になったりすることもあります。剪定が可能な期間が長いからといって油断せず、ランタナの様子を見てお手入れをしてあげましょう。

また、もともと南米の植物であるランタナは寒さに非常に弱いので、庭植えの場合は鉢に移して室内に置くなどの特別な冬越しが必要です。そのような時期に枝を切るのは弱ったところに追い打ちをかけるようなものですので、冬の間は剪定を控えましょう。

必要な道具と手順

剪定を始める前に、まずは必要な道具を準備しましょう。

★道具

  • 剪定ばさみ
  • 作業用手袋
  • 癒合剤
  • 掃除道具
  • ゴミ袋

★手順

  1. 2分の1~3分の1ほどの長さになるよう枝を切り取る
  2. 樹形からはみ出して伸びている枝や、地面に向かって生えている枝などを根元から切り取る
  3. ある程度枝を切ったら、一度ランタナ全体の形を見てはみ出している部分がある場合は、表面に沿って切りそろえる
  4. 切り終えたら枝の切り口に癒合剤を塗る
  5. 切った枝葉をゴミ袋に入れて処分する

咲き終わった花は摘もう

ランタナの開花時期は長く、長期間楽しむことができます。ただし、咲き終えた花をそのままにしていると次に咲く花の養分を取ってしまうため、花付きが悪くなる可能性があります。少しでも長く楽しむためにも、「花がら摘み」をおこなう必要があるのです。

花がら摘みは剪定ばさみでおこないます。手順は以下のとおりです。

★手順

  1. 咲き終わってしおれている花(花がら)を剪定ばさみで花茎から切り取る
  2. ある程度切り取ったら、花がらが残ってないか確認する(残っている場合は1の作業をおこなう)
  3. 花がらをすべて切り取ったら、ビニール袋に入れて処分する

ランタナの剪定や花がら摘みは、健康に育てるために必要な作業です。怠ってしまうと、ランタナの成長だけではなく、咲かせる花の数が減るおそれがあるため、忘れずおこなうようにしましょう。

もし、仕事などでランタナの剪定や花がら摘みをおこなう時間がないという場合は、業者に依頼することおすすめします。業者は、さまざまな植物の剪定をおこなっているため、自分でおこなうよりも短い作業時間ですみます。

しかし、どの業者に依頼すればいいか困ってしまうことでしょう。そのようなときは、弊社をご利用ください。弊社では、ご連絡いただいたお客様にあった業者を弊社加盟店よりご紹介するサービスをおこなっております。ご相談だけでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

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挿し木でランタナの数を増やそう

ランタナを育て花が咲いているのを見ると、数を増やしたいとお考えになる方もいらっしゃるでしょう。その場合「挿し木」という方法を使って、ランタナの数を増やすことができます。ここでは、挿し木について解説していきますので、ぜひお役立てください。

適した時期

ランタナの花

ランタナを挿し木する場合、5月~9月が適した時期となります。この時期は剪定時期とも重なるので、剪定する際に若くて活発的に伸びた枝を選んで切っておくとよいでしょう。

挿し木方法

挿し木を始める前に下記のものを準備しましょう。

★必要なもの

  • 挿し木用の鉢
  • 土(市販の培養土や川砂など)
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • はさみ
  • 液体肥料
  • 水を入れる容器

★手順

  1. 剪定時にランタナの枝を15センチメートルほどの長さに切り取る
  2. 水を吸い上げやすいように枝の切り口を斜めに切る
  3. 容器に液体肥料を入れ、水で薄める
  4. 3の液体にランタナの枝の切り口を1時間ほどつける
  5. 用意した鉢に鉢底ネット、鉢底石の順番で敷き、その上から土を入れる
  6. 水から挿し穂をあげ、用意した土に挿す
  7. 直射日光が当たらない場所へ置き、水が切れないように育てる

ランタナは挿し木して1ヶ月ほどで発根します。発根しある程度大きくなったら、大きめの鉢や庭などに植え替えるとよいでしょう。

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ランタナを健康的に育てるポイント

ランタナを健康的に育てることで、きれいな花を咲かせることが可能です。この章で解説する栽培方法を参考にして、きれいな花を咲かせてみましょう。

適した栽培環境

ランタナの花と葉

基本的にランタナは日当たりがよい場所で育てます。夏の暑さでも問題なく育つため、とくに日差し対策をする必要はありません。ただし、寒さに弱いため霜や風を避けられる場所で育てるようにしましょう。

水やり方法

ランタナを地植えした場合、しっかり根付いてれば降った雨水で十分育つため、水を与える必要はありません。雨が降らない期間が長いときは、土が乾いているか確認し、乾いている場合は水を与えるようにしましょう。

鉢植えの場合は、土が乾燥しているときに水を与えます。真夏はとくに乾燥しやすいので、朝と夕方に水を与えるようにしましょう。冬場はランタナの成長が止まるので、土が乾いてから2日~3日ほどたってから水を与えるようにします。

肥料の与え方

ランタナを地植えした場合は、5月と9月に緩効性化成肥料を与えます。鉢植えの場合は、5月~10月の間緩効性化成肥料を1ヶ月に1回のペースで与えるようにしましょう。また、開花時期の間は液体肥料を10日に1回のペースで与えるのもよいです。

植え替え

ランタナを鉢で育てている場合、根詰まりを起こし枯れてしまわないように植え替えをおこないます。植え替えに適している時期は5月~9月の活発に成長している時期です。頻度は1年~2年に1回が目安です。

★準備するもの

  • 現在の鉢よりひと回り大きい鉢
  • 土(培養土など)
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • はさみ(またはカッターナイフ)

★植え替え方法

  1. 準備した鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷く
  2. 土(培養土など)を鉢に入れる
  3. 現在の鉢からランタナを抜く
  4. 根鉢を軽くほぐし、長く伸びている根や腐って変色している根をはさみで切る
  5. 新しい鉢にランタナを植えて、土を入れる
  6. 最後に水をたっぷり与えて植え替え完了

病害虫は発生しにくい

ランタナは病気や害虫が発生しにくい植物です。ただ、まれにカイガラムシが枝などにいる場合があります。カイガラムシが大量に発生するとランタナの栄養分が吸われてしまい枯れる原因になることがあるため、発見した場合は1匹でも対処するようにしましょう。

以下からカイガラムシについて簡単にご紹介していきますので、万が一発生したときの参考にしてください。

★特徴
1ミリメートル~10ミリメートル程度の大きさです。見た目は、殻のようなものに覆われていたり、トゲがついていたりするなどがいます。

★被害
カイガラムシは植物の栄養分を吸って枯らしてしまうだけではなく、排泄物が病原菌を増殖させて、すすのように黒くなってしまう「すす病」を発症させるおそれがあります。

★対処法
・卵のときに発見した場合

布やティッシュなどを使い拭き取るだけで対処できます。

・幼虫のときに発見した場合
幼虫の場合は、殺虫剤を散布して駆除しましょう。ただし、使用方法を間違えると効果がなかったり、植物に悪影響があったりするおそれがあります。そのため、事前に使用方法をよく確認しましょう。

・成虫のときに発見した場合
カイガラムシは成虫になると、ロウ物質の殻に覆われているため殺虫剤が効きにくくなります。そのため、ヘラなどを使ってこすり落とす方法で対処します。ヘラがなければ、使わなくなった歯ブラシでも大丈夫です。

もしカイガラムシの発生箇所が多い場合は、剪定ばさみで枝ごと切る方法もあります。その場合は、切り落とした枝を入れるためのビニール袋を用意しておきましょう。

害虫の対処は被害が広がる前におこなうことが大切ですが、すでに被害が広範囲になってしまったときは、自力で対処するのが難しいこともあります。その場合は、業者に依頼しましょう。

業者によっては、剪定だけではなく病害虫も対応してもらえることがあります。業者に任せれば、病害虫の対処から予防対策までしてくれることでしょう。弊社に加盟している業者にも、剪定から病害虫の対処・予防対策をおこなっている業者がおり、ご紹介することが可能です。

24時間365日お電話での受け付けは可能ですので、ご都合のよい時間帯にご利用くださいませ。

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