松の芽摘みは手でおこなうのがポイント!作業時期と新芽の摘み方を解説

松の木

松の剪定で「芽摘み」をするときは手を使いましょう。

手を使えば新芽を根本からしっかり摘み取ることができるからです。新芽を根元から摘み取ることができれば、その後の芽吹きのスピードがゆっくりになるので、樹形が乱れにくくなります。

松の剪定をするときは松ヤ二がつくおそれがあるので、汚れてもよい服装で作業しましょう。当記事では松の芽摘みをおこなう時期や手順を解説します。また、芽摘み以外の松の剪定方法や作業時期についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

松の剪定【芽摘み】の時期と手順

松の剪定の芽摘みは、4月下旬~5月下旬にかけておこないます。この時期は新芽が出始めたばかりで柔らかく、手で簡単に摘み取ることができるからです。芽摘みの時期が遅くなると芽が硬くなり、手で摘むのが大変になるので、時期を逃さないようにしましょう。それでは芽摘みに使う道具と手順を解説していきます。

芽摘みに必要な道具

芽摘みに必要な道具
  • 軍手
  • ゴミ袋
  • 脚立

背の高い松の剪定をする場合は、園芸用の脚立が必要です。もし手元になくて購入を検討しているなら、足元が安定していてバランスを崩しにくい3脚タイプをおすすめします。また、松の剪定では「松ヤ二」がつくことがあります。松ヤ二は服につくとお湯で洗っても落ちにくいので、汚れてもよい服装で作業しましょう。

芽摘みの手順

それでは、松の剪定の芽摘みの手順を確認していきましょう。松の新芽は枝の先端に3本ほどつくことが多いので、端の2本を残すように真ん中の勢いのよい新芽を指でつまんで摘み取ります。そうしたら残り2本が同じ長さになるように根本から折って短くしましょう。これで芽摘みは完了です。

芽摘みの方法は松の種類によって異なる!

ここまで松の剪定の芽摘みの手順をご紹介しましたが、その方法は松の種類によって少しずつ異なります。松には黒松、赤松、五葉松などさまざまな種類があります。芽摘みをおこなうときはそれぞれの特性に合わせて芽を摘む強さなどを調節する必要があるのです。

たとえば黒松は芽が育つ力が強いので、真ん中の勢いのある芽を根本から摘み、残す芽も根本から折って短くします。対して赤松は松の中でも樹勢が弱く、強く芽摘みをすると弱ってしまうので、真ん中の勢いのある芽の先端を摘む程度にとどめます。

このように松の剪定の芽摘みはほかの樹木にはない独特なものです。もし自分で作業してみて「うまくいかない」「失敗してしまったかも」と思ったら業者に相談してみましょう。業者なら失敗もありませんし、自分で道具を準備する手間もありません。弊社では剪定業者をご紹介しておりますので、剪定業者への依頼をご検討のさいはぜひお電話ください。

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松の剪定は11月にも!透かし剪定ともみあげ剪定の手順

松の剪定は春の芽摘みのあと、11月ごろに「透かし剪定」と「もみあげ剪定」をおこないます。ここでの目的は、春の芽摘みのあとに伸びた枝や葉を取り除き、日当たりや風通しをよくすることです。これらの剪定では以下のような道具を使います。

  • 剪定ばさみ
  • ノコギリ
  • 脚立(必要に応じて)

それでは2つの剪定方法を見ていきましょう。

透かし剪定の手順

透かし剪定の手順

下向きに伸びた枝や内側を向いた枝、重なった枝などを付け根から切り落としましょう。松の枝は折れやすいので、上から下、奥から手前の順番で、全体を透くように剪定していきます。

もみあげ剪定の手順

ある程度枝を透いたら、次は枝についている葉を手で摘んでいきましょう。ただし葉をすべて摘んでしまうと松が弱るおそれがあるので、枝の先端に7~8組の葉を残すようにします。葉の透き具合は松を下から見て空が見えるくらいが理想です。

わからないことは業者に相談!

松の剪定は芽摘みや透かし剪定、もみあげ剪定など、ほかの樹木にはない松特有のものが多いです。そのため、とくに初めて松を育てる場合は、わからない点や不安な点がたくさん出てくるかもしれません。もしわからないことがあったら業者の力を借りてみましょう。今後のアドバイスもしてもらえるので、長く松を育てていくうえできっと役立つはずです。

弊社ではさまざまな剪定業者をご紹介しており、お見積りや現地調査は無料です。お困りのさいはお気軽にお問い合わせください。

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松のお手入れのポイント

松を健康的に美しく育てるためには、毎日きちんとお手入れすることが大切です。ここでは松のお手入れのポイントをご紹介しますので、ぜひお役立てください。

水やりと肥料を与える頻度

水やりと肥料を与える頻度

水やりの頻度は松の生長具合によって異なります。松を植え付けてから約2年間は、土が乾いたらその都度たっぷり水やりをしましょう。植え付けから2年以上たちしっかり根を張ったらとくに水やりは必要ありません。ただし夏場に日照りが続いているときは適度に水やりをしてください。

肥料については与えなくてもとくに問題ありませんが、より丈夫に育てたい場合は2~3月ごろに緩効性肥料を与えるのがよいです。

病害虫対策

松に発生しやすい害虫はマツカレハやその幼虫のマツケムシです。幼虫は7~11月ごろにかけて発生しやすく、葉が食害に遭うおそれがあります。もし幼虫を見つけたらその都度薬剤などで駆除してください。

有効な対策は、もみあげ剪定で不要な葉をしっかりと落とすことです。葉がなければ幼虫は越冬する場所がないので、万が一発生してもすぐに寒さで死んでしまうでしょう。

またぺスタロチア菌によって松の葉が枯れてしまう「松葉枯れ病」にも要注意です。葉が変色していたらその部分を取り除きましょう。予防には定期的な消毒が大切です。

庭木の剪定、害虫駆除、消毒などができる業者をお探しのさいは、弊社にご相談ください。全国各地の加盟店の中からご希望に沿った業者をご紹介いたします。

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