ブーゲンビリアの剪定が誰でもできる!枯らさずきれいに仕上げる切り方

ブーゲンビリアの剪定方法 真冬を乗り越える育て方と合わせて紹介

「ブーゲンビリアを剪定したいけど、失敗して枯らしてしまいそうで不安…」
「剪定って、どの時期にすればいいの?」

剪定をしたことがない方からすると、どの枝を切ったらいいのか、剪定するのに適した時期などわからないことばかりですよね。

ブーゲンビリアは樹高50cm~3m程度と比較的小さい樹木ですから、剪定初心者でも剪定することは十分可能です。

しかし、適当に剪定をしてしまうと植物の成長を阻害し、かえって見栄えを悪くしてしまうので、適切な剪定方法を知ることがとても大切です。

そこで今回は「ブーゲンビリアの剪定方法」についてご紹介していきます。

本記事を読むことで、ブーゲンビリアの正しい剪定方法を理解できます。
樹木を枯れさせることなく、きれいなブーゲンビリアの花を満開にして鑑賞を楽しむことができるでしょう。

他にも、剪定で使用する道具や、寒さに弱いブーゲンビリアの真冬時の育て方についても詳しく解説しているので、ブーゲンビリアの正しい剪定方法を知りたい方はぜひご覧ください。

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目次

ブーゲンビリアは年2回剪定する

ブーゲンビリアを剪定する時期ですが、夏と冬で年2回剪定します。

具体的には、6月と12月ごろに剪定をおこなうことで、開花数を増やし、翌年の花の数を増やすことが期待できます。

夏は「切り戻し剪定」で樹形を整える程度に剪定し、冬は「間引き剪定」で不要な枝を取り除いていきます。
それでは、2つの剪定方法について順番に説明していきます。

夏に「切り戻し剪定」をおこなう

切り戻し剪定とは、枝を根本から切らないで途中の部分から切る剪定方法です。
花が咲いた枝を途中から切っていくことで、新しい芽が出て次の花が咲きます。

また、夏の成長期には樹冠から飛び出す枝が増えるので、樹形を整えるためにこうした不格好な枝も切りましょう。

冬に「間引き剪定」をおこなう

間引き剪定は、枝を根本から切り落とす剪定方法です。
後で詳しく解説しますが、「忌み枝」とも呼ばれる不要な枝を間引き剪定で取り除いていきます。

不要な枝を間引くことで風通しと日当たりがよくなり、樹木の成長を促進し、病気や害虫の予防する効果があります。

剪定に必要な道具

ブーゲンビリアの剪定に必要な道具を紹介します。
おすすめの商品をあわせて紹介しているので、まだ道具をお持ちでない方はぜひ参考にしてください。

剪定で最低限必要な道具は下記のとおりです。

  • 植木バサミ
  • 剪定バサミ
  • 脚立
  • 掃除道具

これらを順番にご紹介していきます。

※商品価格は通販サイトAmazonの最安値を記載(2022年5月20日時点)

既に剪定道具をお持ちの方は【剪定で取り除くべき不要枝】をご覧ください。

植木バサミ

細い枝を切るときに使用します。
剪定バサミでも細い枝は切れますが、切りづらいのでおすすめしません。

剪定の仕上げや樹冠内部で混み合った枝を切る際に使いやすく便利です。

おすすめの植木バサミ

商品名千吉 植木鋏 アルミ柄 普通刃
価格1,418円
特徴全長:21cm
重量:250g
生木切断能力:8mm

材質がアルミなので軽くて扱いやすい植木バサミです。
切れ味もよく、バネ付きで開閉しやすく、手の負担を軽減してくれます。

剪定バサミ

直径1.5cmほどの枝まで切るときに使用します。
剪定でもっとも使うハサミなので、手になじむサイズのハサミを選ぶといいでしょう。

おすすめの剪定バサミ

商品名岡恒 剪定鋏 180mm NO.101
価格2,570円
特徴長さ:18cm
重量:177g
材質:高級刃物鋼で切れ味抜群

剪定業者の間でも人気の高い剪定バサミです。
最高級刃物鋼を材料としていて、切れ味抜群で大して力を入れずに切れると評判です。

園芸用手袋

ブーゲンビリアにはトゲがあるので、園芸用手袋をつけて剪定することをおすすめします。

普通の軍手でも剪定はできますが、万が一トゲが刺さったときに貫通するおそれがあるので、園芸用手袋を着用して作業したほうが安全です。

おすすめの園芸用手袋

商品名東和コーポレーション 《ガーデニング手袋》
価格441円
特徴商品寸法(長さ×幅×高さ)15×3×27.5cm
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剪定で取り除くべき不要枝

剪定の手順を紹介する前に、ここでは取り除くべき不要枝について紹介します。

剪定で取り除くべき不要枝は下記のような枝です。

  • ヤゴ:幹の根元から生えた枝
  • 胴吹き枝:幹の根元付近から上に伸びた枝
  • からみ枝:幹の内側で絡まっている枝
  • 懐枝:幹の内側にある小さな枝
  • かんぬき枝:主幹の同じ高さの場所から逆方向に伸びた枝
  • 交差枝:枝同士が交差している枝
  • 並行枝:近い位置で並行して伸びている枝
  • 逆さ枝:幹の内側に向かって生えた枝
  • 立枝:まっすぐ上に向かって伸びる枝
  • 下り枝:下向きに生えている枝
  • 徒長枝:極端に上向きに伸びている枝
不要枝

不要枝があると樹木が枯れやすくなり、病害虫が発生するリスクが高くなるので切るようにしましょう。

「切り戻し剪定」の具体的な手順

ここから「切り戻し剪定」と「間引き剪定」のやり方について解説していきます。
共通しているのは、枝を切る前に理想の樹形をイメージしてから、先ほど紹介したような不要な枝から剪定することです。

理想の樹形を決めずに剪定を始めてしまうと、枝を切りすぎてかえって樹形を乱すことも考えられるので、あらかじめ理想の樹形を決めてから剪定を始めることをおすすめします。

それでは、切り戻し剪定の手順は下記のとおりです。

  1. 花がら(咲き終わった花)を取り除く
  2. 設定した樹冠から出ている枝を切って樹形を整える
  3. 枝の左右のバランスを整えて完成
外芽の上で切る

枝を切り戻すときは外芽の数ミリ上を切るようにします。
枝を残しすぎても芽が枯れてしまうおそれがありますが、芽の近くギリギリの位置で切っても芽が枯れてしまうかもしれないので、芽から数ミリ上の位置で切るのが適切です。

「間引き剪定」の具体的な手順

間引き剪定の手順は下記のとおりです。

  1. 内側の枝が込み合っている部分を枝の根元部分から切る
  2. 極端に長い枝や四方に飛び出している見た目の悪い枝を切る
  3. 設定した樹冠から出ている枝を切って樹形を整える
  4. 左右のバランスを調整して完成

間引くときは基本的に付け根から切り落としましょう。
枝が残っていると見た目が悪いだけでなく、切り口から枝が枯れてしまいます。

付け根から切る

ここまで剪定方法についてご紹介してきました。
次からはブーゲンビリアの育て方について解説していきます。

ブーゲンビリアは寒さに弱いので、真冬時の育て方には注意を払う必要があります。
それでは、順番に紹介していきます。

ブーゲンビリアを枯れさせない真冬時の育て方

ブーゲンビリアは熱帯性の植物なので、寒さに弱いのが特徴です。
具体的には、10度を下回ると枯れる可能性があります。

つまり、ブーゲンビリアを育てるのに最も注意を払う時期が冬なのです。
ここでは、真冬時でもブーゲンビリアを枯れさせない育て方について解説していきます。

真冬時の育て方のポイントは下記のとおりです。

  • 室内で10度以上の環境で育てる
  • 水やりは土の表面が乾いてきたら週1回与える
  • 肥料は固形の緩効性肥料を与える

順番に説明していきます。

室内で10度以上の環境で育てる

可能であれば、室内で10度以上の環境で育ててあげると、枯れさせてしまうリスクを下げることができます。
室外で育てると、強風で植物の体感温度が下がったり、霜がついて10度を下回ったりする可能性が高いので室内で育てるのがベストな育て方です。

ブーゲンビリアを地植えで育てたり、室外で育てたりすることも不可能ではないですが、その場合は後述する防寒アイテムなどを使って防寒対策をするのが必須です。

室外での防寒対策におすすめのアイテムは下記のとおりです。

  • 不織布を使う
  • ビニールハウスを使う

順番に紹介していきます。

不織布

商品名シンセイ 農業用不織布 らくらくガードスーパー
価格766円
特徴サイズ:1.8m×10m
透光率約85%UV剤入り

風や霜を防ぐのに役立つ不織布ですが、他にも防虫や保温効果も期待できます。
使い方も不織布を2重くらいにまいて、紐や結束バンドなどで縛るだけなので簡単です。

ビニールハウス

商品名武田コーポレーション 【温室・園芸・棚】
価格11,880円
特徴サイズ:121.5×186×193cm
重量:9kg

不織布以上に風や霜を防ぎ、保温効果が高いです。
使用上の注意点としては、日中に直射日光が当たると室温が急激に高くなるので、日中はカバーを全開に開けておくことをおすすめします。

水やりは土の表面が乾いてきたら週1回与える

ブーゲンビリアは乾燥が好きで湿っている土壌が苦手な植物で、冬に水を与えすぎると根腐れする可能性があるため注意が必要です。
冬は1週間に1回を目安に、土の表面が白くなってきたら水を与えます

水やりのポイントは、根が凍るのを防ぐために日中に水やりをして、鉢植えであれば鉢底から水があふれるくらいたっぷりと水を与えると枯れにくいです。

肥料は固形の緩効性肥料を与える

前述した水やりと同様に、肥料を与え過ぎると根腐れするおそれがあるので、2ヶ月に1回くらいを目安に与えるといいです。

与える肥料ですが、速効性のある液体肥料よりも固形の緩効性肥料を与えることをおすすめします。

ブーゲンビリアは長期にわたって成長と開花を繰り返すため、速効性の高い液体肥料を用いるより、効果が出るのが緩やかな緩効性肥料を使うほうがよく育ちます。

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まとめ

今回は「ブーゲンビリアの剪定」についてご紹介しました。
要点をおさらいすると、以下のようになります。

  • 剪定は夏と冬に「切り戻し剪定」と「間引き剪定」をおこなう
  • 剪定する前にトゲを取り除いておく
  • 内側の枝が混み合っている部分を枝の付け根部分から切り落とす
  • 間引き剪定をするときは樹木の上から下に向かって切っていく
  • ブーゲンビリアは室内で10度以上の環境で育てる

剪定をすることでブーゲンビリアの開花数も多くなり、きれいな花を鑑賞して楽しめる時間が増えます。
「枝葉が茂ってきたな」と思ったら年2回を目安に剪定していきましょう。

ブーゲンビリアの剪定でお困りの方は「剪定110番」にご相談ください!

本記事を最後まで読んでみて、「やっぱり自分でやるのは大変そうだな」と思われた方はぜひ「剪定110番」にご相談ください。

剪定110番は全国の剪定業者と提携しているので、お客様のご要望に合った剪定業者をご紹介いたします。
ご相談、お見積もりは無料で承りますので、お気軽にお問い合わせください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。

参考文献
富澤彰夫・新井孝次朗『大人の園芸ブックス 庭木の剪定 コツのコツ』小学館、2006
小池英憲『一番よくわかる庭木の剪定 初心者でも失敗しない、切り方・管理のポイントを紹介!』新星出版社、2017

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