ムクゲの剪定方法と時期|育て方・花が咲かない原因もお教えします!

ムクゲの剪定方法と時期|育て方・花が咲かない原因もお教えします!

ムクゲの剪定方法と時期|育て方・花が咲かない原因もお教えします!

「ムクゲはいつどのように剪定すればいいの?」

「ムクゲの花を咲かせるコツは?」

こんな疑問やお悩みのある方はぜひ当記事を読んでみてください。

当記事ではムクゲの剪定時期や手順から、育て方のコツや花が咲かないときの対処法も解説!

剪定で失敗したくない方はもちろん、栽培でお悩みの方にも役立つ内容になっています。

特に、この記事のメインのポイントは以下の2つです。

この記事のポイント
  • 大きく育ちすぎたムクゲには切り詰め剪定
  • ムクゲを小さく育てたいときは枝透かし剪定

当記事を読めば、初めて剪定に挑戦する方も失敗なくきれいにムクゲを整えられますよ。

正しい剪定方法でムクゲを元気に育てて、美しい花を楽しみましょう。

剪定110番にご相談ください。庭木一本からご依頼OK!

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目次

ムクゲの剪定に適した時期は12~3月

ムクゲの剪定に向いている時期は12〜3月です。

冒頭で触れたとおり、冬~春までに剪定をおこなえば、間違えて花芽を切り落とす心配がありません。

また、冬~春の間は木が休眠しているので、剪定によるダメージを最小限に抑えることができます。

【剪定方法1】大きくなりすぎたムクゲを小さくしたい場合

大きく育ちすぎたムクゲを小さくしたいときは、長くなりすぎた枝を短くして、木全体のサイズを小さくしましょう。

この方法を「切り詰め剪定」といいます。

では具体的な手順を解説します。

切り詰め剪定の方法

その年に伸びた枝や、来年花をつける予定の枝がある場合は、前年に伸びた枝を切りましょう。

枝が伸びる方向を見ながら、新しく芽を出して枝となる予定のつぼみ(枝芽)から3mmほど先のところを、切り口が少し斜めになるように切ります。

この作業を繰り返して、木全体の大きさと形のバランスを整えたら完成です。

手順を解説している動画も合わせてご覧ください。

【剪定方法2】ムクゲをコンパクトに育てたい場合

ムクゲを小さく育てたい場合は、不用な枝を切り落とす「枝透かし剪定」をおこないましょう。

ムクゲが育って大きくなると、地面に近い枝の先のほうから枯れやすくなるため、より美しい状態で育てるためには日ごろから意識して小さめのサイズで育てるのがよいです。

では、具体的な手順を解説していきます。

枝透かし剪定の方法

枝透かし剪定では、剪定ばさみやノコギリを使って、不要な枝を根元から切りましょう。

切る枝は次のとおりです。

  • 徒長枝:ある枝からまっすぐ上へ伸びる枝
  • 逆さ枝:幹のほうに向かって伸びる枝
  • 懐枝:幹の近くから伸びる枝
  • 平行枝:近くの枝と同じ方向に平行に伸びている枝
  • 車枝:同じ根本から放射状に伸びている複数の枝
  • からみ枝:互いに絡み合っている枝
  • 交差枝:ほかの枝と交差するように生えている枝
  • 下り枝:横に伸びた枝の途中から下方向に生えている枝

上記をまとめたイラストも合わせて参考にしてください。

不要枝

ヤゴの処理も忘れずに!

ムクゲ剪定をするときは、ヤゴの処理も忘れないようにしましょう。

ヤゴとは、地面の根っこ付近から勢いよく上へ向かって伸びる枝のことです。

ヤゴがあると木は余分なエネルギーを消費してしまいます。

木がじゅうぶんな養分を使って健康的に生長するためには、ヤゴを剪定する必要があるのです。

ヤゴは春〜秋に生えやすいので見つけたらこまめに剪定しましょう。

ヤゴの剪定を含めて、自力での剪定に自信がない場合は、剪定のプロにご相談ください。

当サイト「剪定110番」加盟店では、ムクゲ1本から剪定を承ります。

無料のお見積り・現地調査(※)も実施中です!

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます。

まずはお気軽にご相談ください。

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ムクゲの花が咲かない……原因は?

ムクゲの観賞の一番の楽しみともいえるのが、初夏に咲く華やかな花です。

ムクゲの花は大きくて、淡い色なのが特徴です。

しかし、剪定方法や育て方に間違いがあると花が咲かなくなってしまうことがあります。

では、ムクゲの花が咲かなくなる原因と対策を解説します。

【原因1】花芽を切ってしまった

【原因1】花芽を切ってしまった

いちばん起こりやすいのは花芽を間違って切ってしまうことです。

繰り返しになりますが、ムクゲは春以降に伸びた枝に花芽をつけるので、花を咲かせたいなら12~3月までに剪定しましょう。

まずは剪定時期をきちんと守ることが何よりも大切です。

【原因2】害虫がついた

実は、ムクゲは害虫がつきやすい植物です。

害虫がつくと養分が不足して花が咲かなくなったり、病気にかかって枯れてしまうこともあるので、しっかり予防対策しましょう。

ムクゲに発生しやすい害虫とそれぞれの特徴は、次のとおりです。

害虫の種類特徴

アブラムシ

アブラムシ
葉の裏にくっついて植物の汁を吸う。

カイガラムシ

カイガラムシ

植物の幹などにくっついて汁を吸う。

貝殻のような固い甲羅があり駆除剤が効きにくい。

ハダニ

ハダニ
葉の裏にくっついて植物の汁を吸う。

アザミウマ

アザミウマ
花の咲き始めの時期に、花びらの隙間から中へ入り込み、植物の汁を吸う。

では、上記の害虫の対策を解説していきます。

アブラムシの対策

アブラムシは、芽や葉の裏などにくっついて植物の汁を吸います。

種類によっては、木の葉っぱにコブができたり、葉が巻かれてしまったりすることもあり、木の見栄えが悪くなります。

また、すすのような黒い汚れが発生する「すす病」や、まだら模様ができる「モザイク病」などの病気の原因になることもあります。

対策
  • アブラムシに効く駆除剤を撒く
  • アブラムシがたくさんいる部分は切り落とす
  • 不要な枝葉を取り除いて風通しをよくする

カイガラムシの対策

カイガラムシは植物の幹などにくっついて汁を吸います。

貝殻のような固い甲羅をもっている種類もおり、駆除が難しい害虫です。

「すす病」や「こうやく病」(軟膏を塗ったかのようにべったりとカビが生える病気)を運ぶこともあります。

対策
  • 植物を傷つけないよう歯ブラシでこすって落とす
  • カイガラムシに効く駆除剤を撒く
  • 不要な枝葉を取り除いて風通しをよくする

ハダニの対策

ハダニは葉の裏にくっついて植物の汁を吸います。

汁を吸った部分は白くまだら模様になり、繁殖が進むと、枝が伸びにくい、花が咲きにくいなど植物の生長に支障が出ます。

対策
  • 植物全体に定期的に水をかける
  • ハダニに効く駆除剤を撒く

アザミウマ

アザミウマは、特に花に被害を与える害虫です。

花の咲き始めの時期、つぼみがわずかに開いたころに、花びらの隙間から中へ入り込みます。

そして唾液を植物のなかへ流し入れながら、植物の汁を吸います。

そのため、かじられた場所には斑点ができ、だんだんと茶色っぽく変色したり、かさぶたのようになったりして植物が奇形になり、美観が大きく損なわれます。

対策
  • 咲き終わった花はこまめに摘み取る
  • アザミウマに効く駆除剤を撒く

花を咲かせるには正しい剪定をすることが大切!

ムクゲの花をきれいに咲かせるには、正しい剪定をすることが大切です。

剪定方法が間違っていると花が咲かなくなるだけでなく、生育不良も起こしやすくなります。

とはいえ、「自分でやるのは自信がない……」という方もいるかもしれません。

そんな方は剪定業者に依頼するのがおすすめです。

以下で剪定業者の費用相場をご紹介します。

剪定の費用相場

弊社加盟店の実績から算出した、木の高さごとの剪定単価の相場は次のとおりです。

高さ 相場 単価

ムクゲは最大で高さ3~4mくらいまで大きくなるので、剪定を依頼した場合は1~2万円くらいが相場です。

ただ状況によって費用は変わるので、まずは複数の業者から見積りをとって検討してみましょう。

当サイト「剪定110番」加盟店では、無料現地調査・見積り(※)を実施中です。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます。

「いくらかかるのか知りたい」

「とりあえず費用を知ってから考えたい」

そんな方もまずは24時間365日受付の窓口までご相談ください。

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基本的なムクゲの育て方

ムクゲの剪定のコツがわかったところで、ここからはムクゲの基本的な育て方を見ていきましょう。

水やりの頻度

地植えは雨水で十分足りるので、水やりはほとんど必要ありません。

ただ、真夏のとても暑い日など、土が極端に乾燥しているときは様子を見ながら水やりしましょう。

鉢植えは、土が乾いたらその都度水をやりましょう。

肥料を与える時期と頻度

ムクゲは12~1月に寒肥として、ゆっくり効く緩効性肥料か有機質肥料(固形油かすなど)を与えましょう。

さらに、開花直前の6~7月頃にも緩効性肥料を基本の量の1/3ほど与えると花つきが良くなります。

生育が旺盛な場合は、開花中にも緩効性肥料を少量与えるとよいです。

鉢植えのムクゲは1〜2年に1度の植え替えを!

ムクゲを鉢植えで育てている場合は、1~2年に1回のペースでひとまわり大きな鉢に植え替える必要があります。

ムクゲは成長が早く、鉢の土の中が根でいっぱいになる「根詰まり」を起こしやすいからです。

そういった意味では、土に直接植えられた庭植のムクゲよりも、鉢植えのムクゲのほうが手がかかるといえます。

ムクゲの植え替え方法

ムクゲの植え替えは12〜3月におこないます。

鉢から鉢へ植える場合は、それまで植わっていた鉢よりも1~2号大きな鉢を用意します。

古い鉢から取り出した際に根についていた土はほぐさずに、そのまま新しい鉢へ入れましょう。

そこへ、足りないぶんの土をかぶせて完成です。

もしも鉢から地面へ植え替えたいときには、新しい鉢の代わりに、これまで植わっていた鉢のサイズよりも一回り大きめに穴(植え穴)を掘ります。

根っこについた土は落とさないまま、丁寧に穴に入れて、土を被せましょう。

植え替え手順をまとめた動画も参考にしてください。

ムクゲを増やしたい場合は?

1本の木からムクゲを増やしたい場合は、挿し木をおこないます。

挿し木をするのは、3~4月・5~6月・9~10月のいずれかの期間が最適です。

3〜4月は葉っぱが出る前の枝を使いましょう。

5〜6月、9〜10月はその年に伸びた枝を使いましょう。

挿し木の手順は以下のとおりです。

挿し木をする方法
  1. 枝を1本切り取る(10~15cm ほど)
  2. 枝の先端についている葉っぱ2~3枚を残して、ほかの葉っぱを摘み取る
  3. 挿し木のための用土や、小粒赤玉土を鉢に入れる
  4. 枝の切り口に植物の成長調整剤を塗り、土に挿す
  5. 風にさらされない日陰に移動し、十分に水をあげる

以降、土の乾燥を防ぐために、こまめに水やりをしましょう。

1ヶ月ほどたったら、きちんと根が張っているか確認してください。

苗がじゅうぶんに育ったら、ひとまわり大きな鉢や地面に植え替えましょう。

植物の挿し木のやり方をまとめた動画も合わせて参考にしてください。

ムクゲの品種は大きく3種類

ムクゲにはさまざまな種類があるものの、名前がつけられていない種類もたくさんあります。

そこで、花びらのつき方に着目して、3種類に大別されます。

ただ、種類によって育て方が大きく異なることはありません。

八重咲き

八重咲き

八重咲きのムクゲは、内側の花びらの大きさが外側の花びらと同じくらいか、それ以上の品種が分類されます。

そのなかでもさらに、花びらがどれくらい長いか、どんなつき方をしているかによって、次の3種類に分類されてます。

  • 鞠(まり)咲き(ポンポン咲き)
  • 乱れ咲き
  • 菊咲き

半八重咲き

半八重咲き

ピンク・デライト、シロハナガサ、ルーシーなどの種類がある半八重咲は、花のつき方によってさらに次の3つのタイプに分類することができます。

  • 祇園守
  • 花笠
  • ばら咲き

一重咲き

一重咲き

一重咲きには、ダイトクジ、シハイ、ヒノマルなどの種類があります。

一重咲きは、花弁の形によって次のように分類されます。

  • 細弁
  • 中弁
  • 広弁

正しい「育て方」と「剪定」でムクゲの花を美しく咲かせよう

大きく美しいムクゲの花を咲かせるには、正しい育て方と剪定方法を実践することが大切です。

そうすればムクゲの木が健康になり、病気や害虫からの被害を受けにくくなります。

しかし、「普段の栽培ならともかく、剪定はちょっと難しそう……」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方は、剪定業者に依頼するのがおすすめです。

剪定業者に依頼すれば、剪定だけでなく病害虫の対策もお願いできます。

また、ムクゲの状態に合った剪定、お手入れをしてもらえます。

「きれいな花を確実に咲かせたい」

「プロのアドバイスを聞きたい」

こんな方は、ぜひ当サイト「剪定110番」にご相談ください。

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