ハスカップの剪定で大切なポイントとは?育て方や収穫のコツもご紹介

ハスカップ

ハスカップを育てはじめているなかで、剪定が必要だと耳にしたという方もいらっしゃると思います。そんなとき、剪定方法を知らなければ、どうしてよいかわからなくて困ってしまうものです。樹形が乱れないようにするためにも、おいしい果実を楽しむためにも、剪定についての理解を深めたうえで必ず剪定をおこないましょう。

この記事では、ハスカップの剪定方法や育て方のポイントを解説していきます。あわせて収穫のコツもご紹介していきますので、さっそくみていきましょう。

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目次

ハスカップの剪定方法

ハスカップは剪定をおこなったほうがよい樹木です。ここではその目的や剪定方法についてご紹介します。目的を知ることによって、より剪定の大切さを知ることができます。大切さを知ることでより熱意をもって作業に取り組めるはずです。ぜひご一読ください。

剪定の目的

ハスカップの剪定方法

ハスカップは、剪定をおこなわなければ果実が大きく育たなかったり、枝が伸びすぎてしまうことで日光が効率よく当たらなくなることでうまく栄養が作れなくなってしまいます。ですが、ハスカップの剪定をおこなうことによって、2つの問題は改善できるのです。

剪定によって枝数を減らすことにより、栄養が分散することなく果実に届くようになります。さらに、枝数が減ることによって太陽の光が効率よく樹木全体に当たるようになり、樹木全体に行きわたるほどの十分な栄養が作られるようになるのです。

剪定時期

ハスカップの剪定は、12月から2月の間におこなうようにしましょう。なぜならこの時期は発芽する前だからです。ハスカップは寒さに強いため、冬の間に剪定をおこなうことによって満遍なく日光を当て、発芽に向けて生長することができるのです。

剪定で大切な2つのポイント

正しく剪定をおこなうためには2つのポイントを意識することが大切です。この項目では、その2つのポイントをご紹介していきます。

ポイント1:弱い枝や混みあった枝などを間引く

弱い枝や混みあった枝などを間引くことによって、ハスカップ全体に太陽の光を当てることが可能になり、栄養が効率よく作られるようになるので、生長促進が期待できます。

ポイント2:5年ほど経った古いシュートは株元から剪定し、3年未満のシュートを残す

シュートとは、株元から生えてくる枝のことを指します。

上記2つのポイントをおさえることで、株仕立て(※最も太い枝を1本残して、枝に果実を実らせる手法)がスムーズにできます。

切り落とした枝で挿し木ができる!

ハスカップは剪定をおこなったあとに、切り落とした枝を使用することによって挿し木ができます。挿し木とは植物を繁殖させる方法の一種です。つまり、ハスカップは挿し木をおこなうことにより、増やしていくことが可能なのです。ここでは、挿し木の方法についてご説明いたします。

挿し木の方法

ハスカップの挿し木は比較的涼しい10月~11月、または4~5月におこないましょう。方法といってもとても簡単で、挿し穂(※挿し木に使用する茎や葉、根の総称)を土の中に埋め込めば完成となります。挿し穂の長さはおよそ20センチメートル。そして埋め込む長さは10センチメートルほどです。

剪定は業者に依頼するのもアリ

ハスカップの剪定を難しいと感じたり、うまくできるか不安に感じたりしてしまう方がいらっしゃいましたら、業者に相談するのをおすすめします。ハスカップの栽培がなかなかうまくいかないという場合、気圧が関係している可能性が考えられます。

ハスカップは高山ではすくすくと生長していくことが可能ですが、平地では難しいという特徴があるのです。そのため、うまく育てられるかどうかには、気圧も関係してきます。平地での栽培は簡単ではありませんので、お悩みの方は一度お問い合わせください。

剪定を業者に依頼すると、樹高によって金額が変わります。以下がその費用相場です。

低木(3メートル未満)2,500円~5,000円程度
中木(5メートル未満)6,000円~10,000円程度
高木(7メートル未満)15,000円~25,000円程度

ハスカップは低木に分類されるため、剪定費用はおよそ2,500円~5,000円ほどになるケースが多いです。しかし、業者によって設けている料金体系が異なったり、樹高の判断方法が違ったりするため、一度見積りをとってみることをおすすめします。

もし、ハスカップの剪定を業者に依頼した際にかかる費用に納得がいかないという場合は、複数の業者で見積りをとるようにしてみましょう。そうすることにより、納得のいく料金で剪定をおこなうことが可能になります。

ハスカップの育て方・基本知識

ここからは、ハスカップがどんな果樹なのか、また、水や肥料をやる方法などの基本情報をご紹介していきます。気をつけるべき病気や害虫の対策方法に関してもご紹介していきますので、ハスカップを守るためにもぜひお役立てください。

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ハスカップはどんな果樹?

ハスカップの育て方・基本知識

ここでは、ハスカップとはそもそもどういった果樹なのかを知るために、特徴・名前の由来・栽培環境をそれぞれみていきます。

特徴

6月ごろに白い花が咲く
果実がお菓子やジャム、酒などに使える

名前の由来

アイヌ語に、“ハシカプ”というものがあります。これは、“枝の上にたくさんなるもの”という意味です。このアイヌ語が由来となって、“ハスカップ”という名前になったといわれています。

栽培環境

ハスカップは寒さに強く暑さに弱いため、北海道などの気温が低い地域で栽培されることが多いです。乾燥と気温に気をつければ、涼しい地域以外でも栽培することはできますが、管理がなかなか難しくうまく育てられない場合が多いようです。

土づくりと植え付け方法

ここではハスカップを栽培するための、土づくりと植え付けの方法について簡単にご紹介していきます。

植え付け時期

12月~3月

土づくり

ハスカップを育てていくための土は、水はけがよいものにする必要があります。ですので、市販されている小粒の赤玉土やピートモスなどを、植える場所に混ぜましょう。よい土を作ることにより、ハスカップの生長を促すことができます。

植え付けのポイント

日光がよく当たる場所を選ぶ
暑さに弱いため、涼しい場所を選ぶ

植え付け方法・鉢植え

鉢植えで育てるときには、鉢自体の大きさにも配慮する必要があります。なぜなら、鉢が小さすぎてしまうと根がうまく張れないなど、生長に悪影響を及ぼすことが起きてしまうからです。ハスカップの場合は、直径・深さともに50センチメートル以上のものを選ぶようにしましょう。適切なサイズの鉢を用意できたら、そこに小粒の赤玉と、ピートモスという園芸用土を混ぜ合わせて、植え付けます。

植え付け方法・地植え

鉢植えで育てるときには50センチメートル以上の鉢を選ぶ必要ですが、地植えの場合は50センチメートル以上の深さの穴を掘る必要があります。穴を掘り終えたら、ピートモスなどの園芸用土を入れましょう。腐葉土も混ぜると水はけがよくなります。ハスカップは寒さに強く暑さに弱いです。地植えの場合は、風通しのよい場所を選びましょう。

水・肥料やり

ハスカップは乾燥に弱いです。そのため、土が乾ききってしまう前に水やりをおこなわなければなりません。ですが、あまり何回も大量の水をまいてしまうと、今度は根が腐ってしまいます。適量を複数回おこなうようにしましょう。

気をつけたい病気・害虫

ハスカップには、気をつけなければならない病気は、とくにありません。ですが、害虫には注意が必要です。2月~6月初旬ごろにはアブラムシやカイガラムシが発生しやすくなり、発生した場合には早めに駆除をすることが大切です。

なぜならアブラムシは繁殖力が強く、どんどんハスカップの生長を妨げていくからです。また、カイガラムシも栄養分を吸い取ってしまうため、早急な駆除が必要になります。下記に対策方法をまとめましたので、害虫が発生してしまったときのため、確認してください。

アブラムシの対策法

繁殖してどんどんと増えていかないうちに、見つけ次第取り除きましょう。歯ブラシやテープを活用することにより、簡単に駆除することができます。歯ブラシでこすり落とした場合には、再度発生するのを防ぐために、捨ててもよい袋や容器を下にセッティングして、落としたアブラムシを逃がさないようにしましょう。歯ブラシを使用する際は、強くこすりすぎないように気をつけてください。樹皮を傷つけてしまうおそれがあります。

カイガラムシの対策法

ハスカップに発生しているカイガラムシがまだ幼虫の場合には、薬剤を使用することにより駆除をすることが可能です。そのため、幼虫の段階で発見することができれば、簡単に駆除することができます。万が一、成虫を駆除しなければならなくなった場合には、アブラムシと同じように歯ブラシでこすり落としましょう。または、大量に発生しているならば、その部分の枝を切除してしまうのも手段のひとつです。

次の章ではおいしいハスカップを収穫するコツを紹介します。

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おいしいハスカップを収穫するコツ

この章では、ハスカップをおいしく育てて収穫する方法をご紹介していきます。収穫のカギやタイミング、実の活用方法などを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

収穫のカギは授粉

おいしいハスカップを収穫するコツ

ハスカップの収穫をするときにカギとなるのは授粉です。ですが、自家受粉がしにくいため、受粉樹としてほかの品種と混ぜ、人工的に授粉するとよいでしょう。また、開花時期の前から開花中は、殺虫剤をあまり使用しないようにしてください。虫を駆除しないでおけば、虫によって授粉される場合もあるからです。

収穫タイミング

ハスカップの収穫のタイミングとしては、6月下旬からの1ヶ月間ほどが向いています。ハスカップは実がなる期間が短いため、実の色が濃くなってきたらこまめに収穫をするようにしましょう。

ハスカップの実の活用方法

せっかく育てたハスカップ。できるだけおいしく活用したいかと思います。ここではハスカップの実の活用方法をご紹介していきますので、実を活用する際にぜひお役立てください。

じつは、ハスカップは常温で置いておくと、液状に変化してしまいます。そのため、収穫が終わったらすぐにジャムやお菓子、果実酒などに活用してみましょう。もし調理しきれないという場合には、冷凍保存をするとよいです。

ハスカップの栽培で困ったら……

これまでハスカップの剪定方法や育て方などをご紹介してきましたが、もしハスカップの栽培で困ってしまったら、業者に相談してみましょう。ひとりで悩んでいても、解決しない場合がほとんどです。悩んでいる間にもハスカップの状態は悪くなってしまうことも考えられます。栽培をするなかで、「時間もないし、自分には大変だ……」「この作業、ちょっと難しい……」と悩まれることがあれば、できるだけ早く業者に依頼しましょう。

弊社が運営する“剪定110番”は、年中無休でお客様からのお問い合わせに対応することができるコールセンターを設けております。ですので、お仕事をされながら栽培を楽しんでいるという方ですと、なかなか業者に連絡する時間が取れない場合もあると思います。

ですが、弊社ならお客様のご都合のよろしい日にち・時間帯に、お問い合わせしていただくことが可能です。なにかお困りのことがございましたら、お気軽にご利用ください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。ハスカップの剪定をおこなうには、暑さに弱く寒さに強いという特徴を把握して、バランスを意識しながらおこなう必要があることがわかりました。ハスカップを育てていくうえで、とくに気をつけなければならない病気はないので安心ですが、害虫による被害がありますので注意を怠らないようにしましょう。

もし、ハスカップの剪定でなにか困ったことがあったり、相談したいことがあったりする場合には、弊社にお問い合わせください。弊社は、24時間お客様からのお問い合わせに対応することができるコールセンターを設けております。

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