南高梅の剪定|年齢や季節で異なる方法や収穫するタイミングについて

南高梅の剪定|年齢や季節で異なる方法や収穫するタイミングについて

南高梅を苗から育てるときには、最初の3年間の剪定方法に注意する必要があります。間違った剪定方法をしてしまうと、発育が悪くなり、花や実がならなくなってしまうこともあります。梅は上手に育てることができれば、実を食べることもできます。

たくさんの実が収穫できる梅の木を作るために、正しい剪定方法を知っておきましょう。梅の実の使い道に合わせたおすすめの収穫時期も紹介しますので、お役立てください。

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目次

南高梅の「年齢」で異なる剪定方法

梅の剪定は、木の樹齢によってやり方を変えます。1年目から4年目までの梅は毎年時期とやりかたを変えながら剪定していくことになので、植えたてのころは世話が忙しくなるということです。枝を整えるのは主に、4月、7月から8月、そして10月から12月の三つの期間です。

1年目の剪定

1年目の剪定

1年目の梅はまだ目立った枝などはなく、幹一本で地面から生えてきているような状態です。1年目にやる剪定は、今後たくさんの枝が横方向に広がるようにするためのきっかけ作りだと考えてください。

秋の9月から11月に、苗木の先端を切ります。切る位置は、地面から30から60センチメートルくらいのところです。こうすることで上方向へ伸びるのではなく水平方向に枝を伸ばす木になります。

2年目の剪定

2年目は中心の幹(みき)から何本かの枝が伸びてきていると思います。この伸びた数本の中から必要な枝を選んで、木全体で3本以内になるように切っていくのが、2年目の剪定作業でおこないます。

植えたときからあった木の中央の枝を幹として、幹と同じくらいの太さのものや、幹と同じ方向に向かって伸びているものを切ります。残す枝は細く短めの枝のみです。その後の枝わかれを促進するために、残した枝は先端から3分の1程度の箇所で切っておきましょう。また、幹も先端から3分の1程度の位置で切っておきます。

3年目の剪定

3年目にはさらに枝が増え、木全体の背丈も高くなっているはずです。まず、幹から上向きに伸びている、幹と競合してしまいそうな枝を根元から切ります。また、それ以外の枝は先から3分の1程度の長さで切り詰めましょう。2年目と同じように、幹の先端を3分の1程度切ることも忘れずにおこなってください。

4年目以降の剪定

太く、長くなった枝は切っていき、枝が混みあう場合も枝の根元から切るなどして、枝の隙間を保つようにしましょう。5年目から6年目の時期に、樹高の真ん中ほどの位置で幹を切ります。こうすることで、木の高さを低く保つことができます。

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南高梅の「季節」で異なる剪定方法

南高梅の剪定は季節によってもちがう方法をとります。季節によって目的のちがう剪定をし、1年間が経ったところで1セットの剪定コースが終了するというイメージです。時期ごとの剪定のやり方を説明しましょう。

4月の剪定

4月の剪定

4月の剪定は、花が咲いた後の「花後」と呼ばれる時期におこなう剪定です。長い枝の先端は芽の上で切り、5センチくらいになる枝は先端を切っておきます。こうすることで、今後の枝わかれや芽の成長を促進させます。

7~8月の剪定

この時期は梅の実が熟し、収穫が終わるころです。このころの剪定では、勢いよく伸びる枝などを切り落とすことで、その後の木の中の栄養の流れを変えます。

10~12月の剪定

冬の剪定では不要な枝を切っていきます。不要な枝とは、同じ場所から何本も枝が伸びているものや、木の内側に向かっている枝、地面に向かう枝や、交差する枝などです。これらを剪定して、枝が適度に隙間を持って成長できるようにします。

梅の木は伸びるのが早い!

梅はたくさんの芽が出る木として知られており、出た芽の成長するスピードも早いです。そのため、こまめな手入れができないと荒れ放題になってしまいがちな木でもあります。美しい花や実を実らせる南高梅には、こまめな剪定が欠かせないということを知っておきましょう。

大切な木の手入れは、業者に任せると楽で安心です。特に梅は古くから庭木として植えられている品種なので、「正しい剪定方法」というものが確立されている種類でもあります。業者に任せれば、安心して管理することができるでしょう。

南高梅の用途で異なる収穫時期

梅は見て楽しむこと以外にも、実を収穫して食べる楽しみもあります。おいしく食べる方法にもさまざまで、梅干しやジャムやシロップなどがありますが、それぞれの使用目的によって収穫時期を変えた方がいいことをご存知でしょうか。どの時期の収穫がどの用途に合っているのか、みていきましょう。

梅の収穫は梅雨に入ってからおこなう

梅の収穫は梅雨に入ってからおこなう

まず収穫の大原則として、梅の収穫は梅雨入りしてから、具体的には6月以降におこないます。5月までの実は小さく、まだ食べるのに適しているとはいえません。6月から7月の中旬までが収穫適期です。

梅の実は生で食べることはできないので注意!

梅干しなどにして、丸い実の形のまま食べることが一般的な梅ですが、収穫したものをそのまま生で食べてはいけません。梅に含まれる「アミグダリン」という成分によって、中毒や腹痛を起こすことがあります。梅が加工食品として食べるのには、このアミグダリンを分解する目的があるのです。

梅の実の成熟度で収穫時期を見極めよう!

未熟な梅、中程度な熟度の梅、完熟な梅と分けられます。梅の実が取れる時期は1ヶ月程度の幅があるので、収穫時期を見極めて目的に合った熟度の実を取りましょう。

【未熟な梅】
緑色をしている梅は、未熟な梅です。サイズも熟した梅と比較すると小さめです。この時期の梅は梅酒や梅のシロップなど、甘味のある液に付け込むものを作るのに適しています。

【中程度な熟度の梅】
黄色みを帯びた緑になったら、中程度に熟した段階です。梅酒やシロップにしたり、梅のジャムを作ったりするときに使います。

【完熟な梅】
黄色く大きくなった梅はいよいよ完熟です。完熟の梅は、実が大きい梅干しにすることができます。ジャムとして使うことも可能です。

【立派な実を実らせるには世話を惜しまないこと】
木自体の管理がうまくできていないと、花が咲いても実がならずに終わってしまうことや、枯れてしまうことがあります。そんなことにならないようにするためにも、剪定などの管理は常日頃からしっかりしていきましょう。剪定を自分でする自信や、時間がない方は、業者に依頼することをおすすめします。

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まとめ

梅は枝が成長するスピードも早いので、こまめな世話が必要です。最初の数年間はちがう剪定方法で育てる必要があるため、難しく思うかもしれません。しかし世話が必要だからこそ、育てるのが楽しい木であるともいえます。

梅の木は元気に成長させることができれば、実を収穫することができ、それも楽しみの一つとなるでしょう。正しい剪定を自分でできるかどうか自信がないという方は、一度業者の剪定方法をみてみると参考になります。業者もうまく活用して上手に育てていってください。

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