しだれもみじの剪定は冬!美しい紅葉を叶える条件とお手入れ方法

しだれもみじ

しだれもみじは、夏にはみずみずしい緑、秋には赤く染まった紅葉が見られるため、四季の移ろいを楽しむことができます。そんなしだれもみじを楽しむには、剪定が欠かせません。

しだれもみじを伸び放題にさせておくと、見た目が悪くなったり、病害虫の温床になったりしてしまいます。そのため、病害虫を予防しつつ美しい姿を保つには、定期的に剪定をしましょう。そこで、今回はしだれもみじの剪定方法についてご紹介します。

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目次

しだれもみじの剪定時期と方法

しだれもみじの剪定は年に1回、冬におこないます。しかし、冬に剪定できなかった場合、春や夏におこなうのは避けましょう。剪定に適していない時期に枝を切ると、しだれもみじが枯れてしまうことがあります。

そのため、正しい剪定の時期と方法を知っておくことが大切なのです。そこで、以下ではしだれもみじを剪定する時期と方法についてご紹介します。

しだれもみじの剪定適期と、避けるべき時期

しだれもみじの剪定は冬!美しい紅葉を叶える条件とお手入れ方法

しだれもみじの剪定は11月~12月前後、葉が落ちたタイミングでおこないます。葉が落ちることで枝ぶりが見えやすくなり、切りたい枝を探し出すことができるのです。また、冬は基本的に休眠状態となっていて剪定にかかるダメージが少ないので、太めの枝を剪定しても木が弱る心配は少ないでしょう。

ただし、春から秋にかけては剪定するのを避けてください。とくに3月~10月前後までは、しだれもみじの成長が活発になるため、太い枝を切ると樹液が出てきて、木が弱る原因になります。

しだれもみじの剪定方法

しだれもみじを剪定するときは、できるだけ幹の近くに伸びた枝を切るように意識しましょう。幹の近くは光や風が届きにくいですが、枝数を減らすことで改善できます。

また、木の中に形の悪い枝が生えていた場合は、優先して剪定しましょう。形の悪い枝は日当たりや風通しを悪くするため、剪定する必要があるのです。形の悪い枝には、おもに3種類のタイプがあります。

  • 徒長枝:上に向かって真っすぐに伸びた枝で、風通しの邪魔になります。
  • 内向枝:幹の方に向かって伸びており、内部の日当たりが悪くなります。
  • 下がり枝:枝から下へ垂れ下がるように伸びた枝で、木の見た目を悪くします。

形の悪い枝を剪定したら、外側に伸びてしまっている細い枝も剪定していきましょう。外側に伸びている枝は、途中で切り落とすことで長さを整えます。全体的に枝の長さをそろえることで、樹形を整えることができるのです。

剪定するときに注意すること

1回の剪定で枝を切りすぎると栄養が切り口から漏れ出してしまい、しだれもみじの木が枯れてしまう危険があります。そのため、剪定は必要最低限にとどめておきましょう。

また、形の悪い枝を剪定するときは、根元から切り取ることも大切です。枝の一部を残しておくと、切り口から新しくまた形の悪い枝が生えてしまうため、何度も剪定することになります。そのため、新しい枝が生えてこないように根元から剪定しましょう。

しだれもみじの美しさを極めたいなら

しだれもみじは、上手に手入れをすることで美しい見た目を楽しむことができます。しだれもみじを育てる人の中には、日本庭園にあるような美しい姿を楽しみたい、と考える人もいるでしょう。

しだれもみじの美しさを楽しみたいときは、剪定に対応している業者に依頼するのがおすすめです。経験豊富な業者に任せることで、自力でやるよりも美しい樹形に仕上げてもらえるでしょう。

しかし、業者への依頼ともなると費用が気になることでしょう。費用の相場がわからないと、頼もうと思っても躊躇してしまいますよね。業者に依頼をしたときの費用相場をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

木の高さによって費用は変わってきます。木の高さごとの費用相場は以下のとおりです。

  • 3メートル:約3,000円~4,000円前後
  • 3~5メートル未満:約6,000円~8,000円前後
  • 5メートル以上:約14,000円~17,000円前後

剪定費用だけでなく、業者に依頼をすると出張費用や、枝の回収費用などが発生する場合があります。そのため、最終的な費用額をこの場で算出するのは難しいものがあります。具体的な値段を知りたいときは業者に依頼して見積りを取りましょう。

業者への依頼をお考えのときは、ぜひ私たち剪定110番にご連絡ください。剪定110番では、加盟店の中からお近くの業者を手配させていただくので、迅速に対応することができるのです。剪定110番は24時間無料でお電話を受けつけていますので、よろしければお気軽にご相談ください。

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しだれもみじの紅葉を楽しむためのお手入れ方法

しだれもみじは日ごろの手入れを小まめにおこなうことで秋に美しい紅葉を楽しめます。しだれもみじの葉が赤くなるには、木が健康に育っていることが大切なのです。そこで、以下ではしだれもみじの手入れ方法をご紹介します。

美しい紅葉にするための条件

しだれもみじの剪定は冬!美しい紅葉を叶える条件とお手入れ方法

しだれもみじの特徴である美しい紅葉をつけるには、日当たりや気候などの条件がそろうことが大切です。具体的にどんな条件であることが大切なのかは、以下でご説明します。

秋に昼夜の気温差が激しくなること

しだれもみじは秋になると葉を落とす準備を始めます。秋になると昼夜の寒暖差が激しくなり、寒くなると木の活動が弱くなるのです。木の活動が弱くなることによって、葉の中に糖分が残り、赤くなるのだといわれています。

日当たりが良いこと

しだれもみじの葉を赤くするのは「アントシアニン」という糖分です。糖分は光合成によって作られるため、日当たりがいいほどきれいな紅葉が見られるでしょう。

紅葉時期に肥料分が切れてくれること

しだれもみじは秋になると、冬に向けて栄養を蓄えるため、エネルギーを使う成長をストップさせようとします。成長が弱くなると、葉の緑色を構成していたクロロフィルという成分が、赤色を作るアントシアニンに変わるのです。そのため、肥料から吸収した栄養が足りすぎていると、葉が十分に赤くならないおそれがあります。

秋まで葉が美しく残ること

しだれもみじの葉が、春から秋の間に少なくなってしまうと、それだけ赤くなる部分も減ってしまいます。また、葉の数が少ないと、光合成できる範囲が少なくなってしまい、冬に向けての栄養が足りなくなってしまうのです。そのため、葉はなるべくちぎらないようにしましょう。

水やりの頻度

春や秋といった温暖な季節の水やりは、1日に1回前後でいいといわれています。なぜなら、あたたかい時期は定期的に雨が降るため、まめに水を与えすぎると土の中が湿ってしまうのです。土が湿ると根腐れの原因になるため、水やりの頻度は少なめにしておきましょう。

ただし、夏の場合は1日に2回ほど、朝と夕方でわけて水を与えましょう。夏は乾燥するため、1日1回程度の水やりでは足りないのです。また、水やりを真昼におこなうのは避けてください。真昼に水を与えると、水があたたかくなってしまい、根を傷つけてしまいます。そのため、朝夕の涼しい時間帯に水を与えましょう。

肥料の与え方

植えて間もない頃のしだれもみじは、4月から6月前後にかけて肥料を与えます。春から秋までは栄養が必要なので、栄養が長続きする有機肥料を与えるのがおすすめです。

植えてから1年ほど育ったら、11月前後と4月前後にわけて肥料を与えましょう。冬の間に肥料を与えておくことで、春になる頃には根から栄養を吸収できる環境が出来上がるのです。

葉を健康に育てることが美しい紅葉への近道

しだれもみじの紅葉を楽しむには、春から秋にかけて葉を健康に保ち続けることが大切といえます。健康な葉を維持するには、水やりや肥料、そして定期的な剪定が必要です。

しかし、しだれもみじを育てていて、思ったように成長しないことがあるかもしれません。栽培に困ったときは、業者などに相談して解決するのもおすすめです。経験を積んだ業者なら、しだれもみじを長く楽しめるよう剪定することができるでしょう。剪定110番では、お住まいの近くの業者を手配し、迅速に対応させていただくことができるので、よろしければご連絡ください。

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しだれもみじを育てる上で注意したい病害虫

しだれもみじには、特定の病気や害虫がつくことがあります。病気や害虫に寄生されると、木の葉に穴を開けられるだけでなく、最悪の場合は木を丸ごと枯らしてしまうこともあるのです。そのため、しだれもみじに発生しやすい病害虫を知り、はやめに予防をしましょう。

【病気】うどんこ病

しだれもみじの剪定は冬!美しい紅葉を叶える条件とお手入れ方法

うどんこ病とは、葉の表面に粉のような白い汚れがつく病気です。白い汚れが葉の光合成を阻害してしまうため、発症したまま放っておく、光合成ができず葉が枯れてしまう危険があります。

うどんこ病の病原菌はカビの仲間で、おもに湿度の高い場所で発生することが多いです。そのため、発症した場合は症状の出た葉を切り落とすか、専用の薬剤を散布するなどして対処します。

【害虫】アブラムシ

アブラムシは群れで植物に寄生し、養分を吸い取ってしまいます。大量に発生して養分を奪うため、しだれもみじへのダメージが大きくなり、葉が育たなくなるのです。

また、アブラムシは繁殖するスピードが早く、1年でおよそ1,000匹以上に増えてしまいます。増えたアブラムシはほかの植物にも寄生するので、被害が拡大する前に対処しましょう。アブラムシは手で取ったり、歯ブラシでこすり落としたりすることもできますが、一気に駆除したい場合は専用の殺虫剤を使用してください。

剪定で風通しをよくしてトラブル予防しましょう!

病気や害虫は、日当たりと風通しの悪い場所で発生する傾向が強いです。そのため、剪定されていないと病気や害虫を誘発する危険があります。しだれもみじを病害虫から守るには、定期的に剪定をして、日当たりや風通しを改善することが大切でしょう。

しかし、しだれもみじを剪定するとき、うまくできるか不安になる人もいるでしょう。剪定に自信がないときは、業者に依頼をするのもおすすめです。多様な植物の剪定実績がある業者なら、病害虫から予防するための剪定の方法を知っているため、自力でやるよりも確実といえます。

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